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2020年より、プログラミングが小学校から必修化

2020年より、プログラミングが小学校から必修化

2023/3/10

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子どもたちが生きていく時代は、ITの力なしでは成り立たないと言われています。

すでに、テクノロジーの発達により、多くのコトをコンピューターが担うようにもなりました。

グローバル化・情報化が進み、凄まじい勢いで変化していくこの時代を生き抜くためには、人間にしかできない力を身につけていくことが必要になってきます。

創造力や論理的思考と同じように、「プログラミング的思考」も人間ならではの力となり、未来を生きる子どもたちに託したい力のひとつです。

文部科学省は、プログラミング教育を、2020年に小学校、2021年に中学校で必修化、2022年から高校生の授業にも導入しました。

文部科学省「小学校プログラミング教育の手引(第三版)」

 今回は、この手引きを抜粋して、プログラミング教育の必要性をまとめました。


小学校プログラミング教育のねらい

1. 「プログラミング的思考」を育む

文部科学省は、小学校でのプログラミング教育は、プログラミング言語の習得や、エンジニアになるためのスキルを身につけることではなく、「プログラミング的思考」を養うためのもの。と説明しています。

自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、 一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、 記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、 といったことを論理的に考えていく力 

 -- 小学校プログラミング教育に関する概要資料より

課題解決のために、試行錯誤を繰り返し、修正や改善を行う論理的な思考力であり、また自分の感覚で行っていること・自分にしか分からないことを、言葉や具体的な数値にして人に伝わるように表現できるような力です。

2. コンピューターを通じて、「気づく」こと

・社会がコンピューター等の情報技術によって支えられていることなどに気付く
・コンピューター等を上手に活用して身近な問題を解決する
・よりよい社会を築いたりしようとする態度を育む

プログラミング教育を通じて、 おのずとプログラミング言語を覚えたり、プログラミングの技能を習得したりすることは考えられますが、それ自体をねらいとはしていません。

コンピューターが日常生活の様々な場面で使われており、生活を便利にしていることや、コンピュータに意図した処理を行 わせるためには必要な手順があることに気付くことをねらいとしています。

3. 各教科等での学びをより確実なものとすること

例えば、算数において正多角形について学習する際に、プログラミングによって正多角形を作図する学習活動に取り組むことにより、正多角形の性質をより確実に理解することなどを指しています。

例...「正三角形を描く」場合について考える

例えば、コンピューターで「正三角形」を描きたい場合。

「正三角形を描く」という命令は通常用意されていないので、そのままでは実行できません。
そこで、コンピューターが理解できる命令を組み合わせて、コンピューターに命令します。

・辺の長さが全て等しい
・角の大きさが全て等しい

という正三角形の条件を使う場合を考えると以下のような命令を組み合わせることで正三角形をかくことができます。

「長さ 100 進む(線を引く)」
「左に 120 度曲がる」

長さを変えることで、図形の大きさを調整したり、角度を変えることで三角形から多角形にすることもできます。
また、命令の出し方によっても、より効率的にすることができます。

結果は同じですが、多角形を描く際はBの方が効率的です。

「プログラミング的思考」は、これらのことを「論理的に考えていく力」 です。

「正多角形を描く」の場合、数学的な見方・考え方 を働かせながら、「正三角形を描く」という意図した一連の活動(学習課題) に対して、図形に関する既習事項を活用して、正三角形をかくのに「必要な動きを分けて考える」、「動きに対応した命令にする」、「それらを組み合わせる」、「必要に応じて継続的に改善する」といった試行錯誤を行う中でプ ログラミング的思考を働かせています。

このように、試行錯誤を繰り返しながら自分が考える動作の実現を目指しますが、思い付きや当てずっぽうで命令の組合せを変えるのではなく、うまくいかなかった場合には、どこが間違っていたのかを考え、修正や改善を行い、その結果を確かめるなど、論理的に考えることが大切です。


三つのねらいの実現の前提として、プログラミングに取り組んだり、コンピュータを活用したりすることの楽しさや 面白さ、ものごとを成し遂げたという達成感を味わうことが重要です。

「プログラミング的思考」は、プログラミングに携わる職業を目指す子どもたちだけではなく、どのような進路を選択しどのような職業に就くとしても、これからの時代において共通に求められる力であると言えます。

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