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MIRAI Teachers INTERVIEW #01 モンテッソーリ国際大会に参加 | みき先生

こんにちは。

ミライにはどんな先生が在籍しているのか、先生たちがどんな想いで日々園児たちと向き合っているのか?

もっとたくさん知っていただきたいので、皆様にインタビューの内容をお届けします!

今回は、8月の初めにタイで行われたモンテッソーリの国際大会に参加したみき先生に、その時の経験を伺いました。


タイには、そもそもどういう理由で行かれたんですか?

モンテッソーリの国際大会が4年に1度開催されているのですが、今年はその国際大会がタイで行われました。
毎回違う場所、世界各国で開催されていて、前回はチェコ、次はメキシコと、いろいろな国で行われていて・・・。今年はタイでした。

私がモンテッソーリの3歳から6歳のディプロマを取ったセンターの指導教師の先生から、「今年のモンテの国際大会に来ませんか?」とお話ししていただいたので、ぜひ行ってみよう!と思い、参加しました。

その国際大会というのは、どういうものだったのですか?
大会というと、競い合うような印象がありますけど・・・。

競技っぽい印象になりますよね。
でも、どちらかと言うと、シンポジウムに近いです。

どんなスケジュールでしたか?

8月2日から8月5日の4日間ありました。
メインは3、4、5日で、3日はオープニングセレモニーがありました。

タイの皇室の王族の方がいらっしゃって、モンテッソーリ国際大会をお祝いしてくださったり、タイのモンテッソーリの学校の子どもたちがパフォーマンスをしてくださったりして、凄く明るく始まりました。

私が持っているのは「教師資格」なんですが、その教師をトレーニングしてくれる先生のことを「トレーナー」と言います。
オープニングの後は、そのトレーナーの先生たちが講義をして下さりました。

私が一番驚いたのは、人数が思ったよりも凄く多かったことです。
毎日多少の変動はありますが、世界56か国から参加人数はトータルで800名を超えていました。

全部英語での講義で、今回の国際会議のテーマは「Education for New World」「新しい世界のための教育」でした。
モンテッソーリ教育とは「目の前の1人の子の命の援助」と言われていますが、それが「たった1人のためであっても、新しい世界を作っていくことになるんだよ」という、かなり視野の広い会議で、さまざまな分野の方が参加していました。

例えば、私が凄くびっくりしたのは、タイのお坊さんが来て、モンテッソーリと仏教の関係を話してくれたことです。

むしろモンテッソーリはキリスト教に関係してますよね?
仏教のお坊さんも宗教を超えて使っているんですね。

そうですね。

モンテッソーリ教育はキリスト教の考え方が色濃いんですけど、決してそれだけじゃなくて、他の宗教や、教育者以外など、いろいろな視点から見たお話もありました。

例えば、お医者様も来てくださったり、様々な方がモンテッソーリと自分の分野の関係性とか、どういう風にモンテッソーリがこれからの世界を作っていくか、みたいなところをお話してくださいました。

そんな3日間です。

面白いですね。その中で印象に残ったエピソードはありますか?

印象に残ったエピソード、そうですね。
ある方のお話が終わった後、皆がスタンディングオベーションした回がありました。

それは、ケニアからいらっしゃった女性のモンテッソーリの先生で、まだかなりお若いと思うんですけど、お金が本当にあまりないところで、モンテッソーリの学校の環境を作るのが大変なのに、まずテントから始めて…。
砂の上のモンテッソーリのお仕事(活動)も、先生や保護者が作ったものを使って始めたそうです。

そこから、どんどんいろいろな人の協力を得て、今では本当に立派な校舎ができている…。最初から今までの変遷を全部話して下さりました。凄い苦労があったようです。

モンテッソーリの教具や適切な環境を揃えるのは日本でも課題があります。

本当に、モンテッソーリは環境が全てと言われる中で、環境が何もない所から、1から作ってらっしゃり、リスナーは皆、涙でウルウルしながら「本当に頑張ったね」と世界中から来た人が拍手をしました。

そこでちょっと面白かったのが、日本にいると基本的に日本語しか使わないので、モンテッソーリの言語教育は日本語がメインなんです。
ミライはインターということもあり、英語もモンテッソーリクラスの中で少し使われていますが、ケニアって3か国語あるらしくて、英語と、ヒンドゥー語と、あともう一つ、現地の凄いローカルな言語。
そうなると、1つのお仕事を作るのに3種類作らないといけないそうです。

「象」という一つの単語でも、英語のエレファントと、ヒンドゥー語ともう一か国語、3種類の教具を使って子どもたちがそれを覚えるそうです。
面白いな、頑張ってるな、と感じました。

大変ですね。

大変だと思うんですけど、今すごく世界にモンテッソーリ教育が広がっている感じがしました。

素晴らしい経験をしてきて、みき先生のやる気というか、気持ちが入っているなと感じています。
私たちの園で取り入れられること、例えば物や方法、考え方など、どう感じていますか?

先日の園内研修日に、モンテッソーリの会議でお伝えしたのですが、やはりもっともっと子ども1人1人を尊敬してコミュニケーションをたくさん取りたいなと思います。

その国際会議の時も偉いトレーナーの先生がお話してくださった中で、「開放的なコミュニケーションをもっと大事にしましょう」というお話がありました。

開放的なコミュニケーションとは?

私も何だろうと思って聞いていたんですけど、要するに、子どもたちが色々お話してくれるじゃないですか、先生たちに。

「先生、この前こんな事したんだよ」とか話してくれる時に、「あなたたちはiPhone見ていたり自分の仕事してたり、iPadで作業してたりしてませんか?」と仰ったんですよ。
そしたら、世界中の教師の先生達が、「あっ…」という顔をしました。

子どもが自分に話しかけているときは、それもモンテッソーリ教育の時間です。
その子から言葉を引き出したり、語彙の拡充をする凄く良いチャンスだし、子どもは家に帰ってそれぞれの環境がある。
もしかしたら愛情をもらえていない子もいるかもしれないし、もっともっと人と話したい子もいるかもしれない。
だから子どもから話しかけられたら、絶対膝をついて同じ目線になって、もっとちゃんとコミュニケーションを取っていきましょう、というお話があったんですね。

それで、自分も見直しました。
なんかちょっと蔑ろにしてないかなって振り返ってすごく反省もして、私はやはり自分のしなければいけない仕事もありますが、子どもたちとの時間は本当にそこに集中してやっていきたいなと思っています。

これは今からでも、教具がなくてもできることなので、他の先生方にも、これからやっていきましょうとお話をしています。
子どもから話しかけられたら、その子との1対1の時間を大事にする。

私たちはモンテッソーリと英語、両方の教育をしていますが、「子どもと向き合う時間を大切にする」という基本は、ミライの教育両方に共通する事ですよね。

そうだと思うんですよ。もう本当に皆出来ることだと思っているので。

教具も何も全然モンテッソーリのことを知らなくてもできることなので、それはやっぱり基礎中の基礎なのかなと思い、振り返りました。

最初に触れた、国際モンテッソーリの資格という所を少しだけ教えていただいても良いですか。
「どういう事を勉強するのか」、「どういうものなのか」というあたりを。

はい。
国際資格というのは、「AMI」という国際モンテッソーリの協会が発行している公認の資格です。
世界各地や、日本のみの資格などありますが、AMIという機関が主催する公式の資格です。
そのためには学校に通う必要がありまして、私の場合は町田の学校に2年間夜学で通いました。

まずメインは「発達心理学」という子どもの観察の方法や、子どもの発達を見る方法、そういう時間をしっかり取って、勉強しました。
それからトレーナーの先生の提示を受けて、それを自分で字に起こして教科書を作って。
あとはもう、ひたすら練習をします。
自分で何回も何回も・・・もう、誰か子どもを目にしたときに「あっ!この教具だ」ってすぐに解ってすぐ提供できるように、何十回も何百回も練習しました。

それから、色んなモンテッソーリの提携の園に行って、観察実習や教育実習に入らせていただいて、それも何百時間って決まっているので、それをこなす。
そして、2年経った一番最後に卒業試験っていうのがあって、提供の試験とそれから筆記の試験をやって、口頭質問みたいなのもして、最後にDiplomaをいただくという。
時間はかかりましたが、とても楽しかったです。

観察実習とおっしゃいましたが、モンテッソーリでは子どもを観察することが大切ですね。
観察はどういうところを見るんですか?

そうですね。例えば子どもが何に興味を持っているか。

別にモンテの時間じゃなくても、普通に子どもを見てて、読めないけど頑張って字を追っている子がいたり。
あ、じゃあこの子はまだ読めないけど、字を読みたい気持ちがあるんだなって。

モンテッソーリ教育には「敏感期」という凄く重要なキーワードがあるのですが、いろいろな敏感期があります。
発達上、子どもは大体このくらいで言語の敏感期が来るという指標はありますが、本当に子どもによってバラバラなんですよ。
だからその子をちゃんとみて、あっ、今、敏感期入ったな!って時に、その子に合った教具を提供するのですが、これで一番問題なのは、敏感期って1回ピークが来たら、そこからもうあと下がるだけなんですよ。
何回も敏感期は来ない、その敏感期を逃しちゃうと、一番獲得できたもの、一番たくさん獲得できたものが、獲得できずに終わっていっちゃうんですね。

だから、本当にモンテッソーリ教師は観察が命。
観察して、その子が今どこの発達段階にいるのかをしっかり理解して、適切な教育を提供する。

だから、モンテの時間じゃなくても、日常的にその子が何に興味があるのかっていうのを常に見ています。

そうすると会話することが大事という考えに戻りますね

そうですね。
子どもが何かを話し始めたときに、出てくる話題だったりとか。
そういうところを逃していくと、きっとその子は興味とか逃しちゃうから。

そうなんですね。とても良いお話を聞かせてくださり、ありがとうございました。

ありがとうございます。

International Montessori Mirai Kindergarten 
インターナショナル・モンテッソーリ・ミライ・キンダーガーテン

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