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MIRAI Teachers INTERVIEW #02 自己表現力を高める「人間教育」としてのリトミック|さき先生

こんにちは。
ミライの先生インタビュー第二弾は…
ミライに事務の先生として入り、保育士とリトミックの資格を取得。

そして今では子どもたちからリトミックの先生として親しまれているさき先生に、リトミッククラスについてのお話を伺いました。

実はリトミックと、モンテッソーリは繋がっている!?など、気になるお話を聞かせてくれました。

ぜひ、ご覧ください。


さき先生は、ミライでリトミックを初めて1年くらいですか?

そうですね。
2022年6月頃からやらせてもらっています。

ミライでリトミックを始めるようになり、リトミックの資格をとったということですが、ミライでのリトミックで気をつけていることや、どのようなことを子どもたちに伝えたいですか?

子どもに楽しんでほしい、楽しみながら音楽をもっと好きになってほしいという気持ちを、一番大事にしています。

クラスの中で、楽しんでもらうための工夫はどんなものがありますか?

動物などの子どもたちが親しみやすく、身近に感じることができるものを、結構取り入れています。

例えば、犬のカードとか象のカード、リスのカードなど、動物のカードを使ったりしています。

あと、リトミックではスカーフを使うことが多くて、いろんな表現・模倣とかが、すごくやりやすいので、それも使っています。


スカーフを使う模倣というのはどういうものですか?

例えばですが、顔を隠して「いないいないばあ」が出来たりとか、お化けになったりとか。

あとはスカーフをクッキーの生地に見立ててリズムに合わせてスカーフを叩いてクッキー作りをしました。

それでそのリズムを体験できるみたいなことをやっています。


ミライでは年少々と年少でリトミックを取り入れているのですが、年齢が大きくなると、どちらかというと「音楽」に入っていくんですよね。

そうですね。

リトミックというのはそもそもどういったものなのでしょうか?

直訳すると「良いリズム」という意味らしいんです。

なので、リズム教育の一環ではあると思うんですけど、それだけじゃなくて。

最初にリトミックを始めたのは「ジャック・ダルクローズ」というスイスの人なんですけど、音楽教育だけじゃなくて、どちらかというと音楽を感じて即興で表現したりとか、音楽を聞いて想像して自分で動けるようになるとか、そういう人間教育。

結構音楽教育と思われがちなんですが、実は音楽だけじゃないんです。

どういうところが人間教育に繋がっていくのでしょうか?

自己表現ですよね。

これからの時代、子どもたちに必要なものって言われていると思うんですけど、「聞いたり・見たりしたものを自分で表現する力」とかが身に付く。

想像力とか表現力とか。

リトミックって、聴いたものをみんな同じに表現しなくちゃいけないとかでは全くないんです。

むしろ、自分の思った通りに体を動かしたりとか、表現したりっていうことがすごく大事で、そういう力を身につけていくんです。

面白いですね。
前に、リトミックはモンテッソーリと考え方が似ている部分があるとおっしゃってましたね。
それが「自己表現」「人間教育」というあたりですか?

そうですね。

私がリトミックの学校で勉強したリトミックには、実は「知育」っていう科目もあったんです。

そこでモンテッソーリのことも勉強したんです。

なので、元々リトミックのカリキュラムの中にモンテッソーリは入っていました。

モンテッソーリでも感覚的に学ぶことを重視していますし、自分を表現する、という点で共通しています。また、リトミックで手先を動かしたりとか、音楽を聴いて表現するために身体をすごく使うのですが、モンテッソーリ教育がリトミックでのそのような活動に良い影響があると思います。

そうなんですね。
ミライで行っているリトミックは30分ですが、年少々と年少クラスのクラスの流れはどんな感じですか?

まず、大事にしているのが、「静」と「動」をうまく取り入れることです。

例えば、「静」というのは、行動を止めて歌ったりする活動。

「動」は動物さんになって動いてみようとか、そういうのを取り入れています。

音を感じるなどモンテッソーリで行っている感覚の部分は普段から行っているので、リトミックの時間ではやっていません。

どちらかというと、リズムを体験したりとか、歌を歌ったりとか、楽器を叩いたりとか、そういうのをしています。

毎週のクラスは今のような流れで1年間のカリキュラムがあるのですか?

そうですね。

1回のレッスンの流れは大体同じですが、模倣活動にも色々な種類があるので、子どもたちが飽きないように組み合わせて年間でやっていく感じです。

年少々クラスも同じような感じですか?

そうですね。

ただ、年少々クラスはどちらかというと、体験する方がメインなんですけど、年少クラスになると、これから年中さんになって「音楽の活動」をしていくための準備も入ってきます。

それは楽器を使ったりとかですか?

楽器を使ったりとか、あとはその音符の認識です。
私の経験だとだいたい年少の後半くらいで、イメージと音符が一致していきます。

例えば、今までずっとしてきた「リス」の動きが実は「八分音符」を意味していた、といったように、身体で今まで動いていたものが、楽譜として見れるようになります。

モンテッソーリでも、三項式のような難しい算数も、3歳ごろから感覚的にパズルなどで行いますしね。
最初は感覚的にやっていて、それが公式に繋がっていくというようなモンテッソーリの大きな考え方と似ていますね。

確かに似ていますね。
そう、感覚から入っていきます。

そうすると、「リトミック」は総合的な人間教育で自己表現が中心で、「音楽」になるとその中のリズム感や、歌、楽器を使うことにフォーカスされていくんですね。

そうですね。

教具として先程、スカーフを使うと言っていましたが、年少々と年少クラスでは楽器も使うんですか?

楽器も使いますね。

やっぱりその使い方に慣れるというのもそうですけど、例えばマラカスがシャワーになったりとか。シャラシャラシャラ〜ってしたりとか。

特に、月齢が低いほど楽器として使うのではなくて、模倣の活動の道具として使います。

それでだんだん慣れさせていって、年中に向けてしっかりと使い方を学んでいくみたいな感じでやりたいなと思っています。

リトミックはリズム教育という印象ですが、「音程」という概念は入っていますか?

ありますね。ソルフェージュはあります。

最初は、先生が「みーなーさん♪」というのを、園児が音程を真似て「はーあーい♪」と言います。そうすることで同じ音程を自然に取れるようになっていく。

聴いて同じ音を出せるようにするということから入っていって、それが次の段階ではグロッケンとか、ピアノとかの楽器を使って「ミーレーミー♪」って弾くと、それが「みーなーさん♪」の音だと解るので、同じ音で「はーあーい♪」ってやる。

それが音感のトレーニングに繋がるのかなと思います。

あとは、リトミックには「ハンドサイン」というものがあり、例えば、体を使って、「ドレミファソ(動き)」と表現できます。

そういう体の動きと、音を一致させることで、音程感も養えます。

とても深いですね。

そうですね。

本当のリトミックのカリキュラムでは、小学生にいくにつれて、もっと専門的なソルフェージュのトレーニングに繋がって行きます。

ここで、さき先生自身のことを聞かせてください。
ミライには事務の先生として入って、保育士とリトミックの勉強をされて、初めてミライで教える経験をされました。
最初に園児の前で教えた時はどうでしたか?

めちゃくちゃ緊張しました。

何をやったか覚えていないです、自分で(笑)


今はすごく本当に楽しそうです。
子どもたちも、さき先生もとても楽しんでいますね。
一緒に組んでいるしげこ先生とも、とても良いペアですね!
色々工夫してくださったり、難しいと思った時などあったと思うのですが、ミライでの先生としての経験、いかがですか?

まず、ミライの先生たちってすごくレベルが高いと思ったんですよ。

英語の先生のレッスンをたまに見た時に、子どもたちがすごく楽しそうにキラキラと先生の話を自然に聞いて、活動にすごく自然に参加しています。

それをずっと見てきて、いざ自分がそういう立場になった時に、それがすごく難しいことなんだってことに気づきました。

1年、勉強してきたことがどんどん自分の中に入っているからというのはもちろんあるかもしれないんですけど、

自分のキャラクターも含めてやり方みたいなのが分かってきて、子どもたちと接することに慣れてきました。

子どもたちのことが見れるようになって、反応が見れるようになったんですよ。
それで余裕が出て、すごく楽しくなってきました。

印象に残っているクラスとかありますか?

何か初めての活動をやった時に、子どもたちがすっごいキラッキラした笑顔で「先生楽しかった」って言ってくれたんですよ。それがすごく印象に残ってます。

車に乗るっていう活動をしていた時だと思うんですけど、子どもたちもすごく楽しそうに遊んでいて、すごく嬉しかったです。

これからやってみたいクラスとか、こういうことをやりたいっていうようなプランはありますか?

正直まだ今自分が学んできたことを、自分のオリジナルのクラスに生かす・落とすっていうのに精一杯ではあります。

でもやっぱり、クラスとかに一緒に入ったりして、さき先生が、リラックスしているのを見て、クラスが良い雰囲気だなと感じます。
子どもたちがすごく楽しみに教室にきていますし、今はリトミックのさき先生として、子どもたちに認識されているのが、私もすごく嬉しいです。

それはすごく嬉しいですね。

他にも印象に残るエピソードはありますか?

子どもたちって、こっちが想像だにしない動きをするんですよ。

例えば「象さんがやってきたぞ」ってやるときに、大人だったら多分、腕で鼻を伸ばしてどっしんどっしんするけど、鼻じゃなくて大きい耳を作って象さんになっている子とか。

本当に自由に表現しているなっていうことがすごくあって。

それって、私たち大人ができるかって言われたらできないじゃないですか。

だからその自由さをもっと引き出したい。伸ばしてあげたいなってずっと思っています。

すごく良いお話ですね。
ミライでやっている英語教育も、モンテッソーリ教育も、今色々聞いたリトミックも、正解・不正解のものはひとつもないじゃないですか。
子どもたちに大きな自由があって、その中で自己表現をしたり、選択したり、そういうのが根底で繋がっているっていうことが、今日のお話でとても分かりました。
ありがとうございました。

ありがとうございました。

International Montessori Mirai Kindergarten 
インターナショナル・モンテッソーリ・ミライ・キンダーガーテン

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